最新技術の導入によるビジネス・モデル改革は選択枝ではなく必須戦略です・・・

空コンテナの返却プロセスの見直しは業界全体のコストとCO2を大幅に削減します。

プロジェクトへの参加企業、団体、個人募集中


背景:

トランプ政権下での関税引き上げや規制緩和政策が企業経営に重くのしかかる中、物流効率化プロジェクトを推進するチャンスです。

この状況において、最新技術の導入やインフラ改善への迅速な対応は、単なる選択肢ではなく、生き残りをかけた必須戦略であると考えられます。

概要:船社拠点の過不足情報開示による

  • EIR上のQRコードで返却先を選択:配車担当、ドライバーがスマホでQRコードを読み、最適な返却先を選択可能に
  • 輸送距離・時間の削減:コンテナの過不足調整と空回送を同時削減し、物流の効率化
  • 環境負荷の軽減:CO₂排出量を削減し、次世代物流システム導入
  • CRU(コンテナ・ラウンド・ユース)の促進:内陸デポへの返却でマッチング推進
  • 国内貨物輸送支援:EC物流での広範囲なコンテナ活用

このシステムは、物流業界の「2024年問題」への対応としても期待されており、輸送の効率化と気候変動対策を両立する重要な取り組みです。


目的:

システムでは輸入貨物取り出し後の空コンテナ回送の最適化を目指します。

効果:

  • 物流効率化:空コンテナ返却先の指定を柔軟化し、過剰在庫拠点から不足拠点への誘導
  • CO2削減:燃料消費の削減による輸送セクター全体の環境負荷を軽減
  • ドライバー不足対策:混雑エリア、ヤードでの待機時間短縮
  • 地方港の競争力向上:地方港活性化を通じサプライチェーンの国際競争力強化
  • コンテナ・ラウンド・ユース推進:内陸デポでのマッチング率向上

実施手順:

 ①EIR上に通常返却先と返却先が選択可能なQRコードを記載

 ②輸送セクター(配車担当等)がQRコード経由で返却希望拠点を選定
  ※希望地の無い場合は通常返却拠点(船社指定の空バンプール等)に返却

 ③返却日、条件調整後、返却を実施
  

一般的確認事項: 

 ①輸入時のフリータイム内返却:ラウンド・ユースの場合、例外の可能性あり

 ②搬出時の破損リマークまたは現存ダメージの有無:修理可能拠点返却の場合、例外規定あり

 ③その他:事前に船社都合を確認
  

今すぐ出来る行動プラン:空コンテナ返却慣習の見直しから・・・

  • 輸送セクターの事情に寄り添う
  • EIRでの空コンテナの返却場所における一律記載を改める
  • 船社、荷主、輸送セクター間の情報チャンネルを造る
  • 将来的にはシステム統合を検討する

要改善事例:

1)過剰在庫の東京返却指定を見直し、在庫不足の横浜返却を促す。

☆運送セクターのニーズ:
①東京港は混雑するので横浜で返却したい。

②返却後の輸入が横浜にあるので横浜返却したい。

③横浜の方が返却地として近い。

2)情報不足により在庫不足の仙台港周辺を通り過ぎて東京港まで返却

☆運送セクターのニーズ:
①仙台港に返却出来るなら、仙台の輸入貨物を扱える。

②仙台港に返却できればヘッドが自由になり、次の仕事が始められる。
③時短の為、京浜までの長距離は出来れば控えたい。

3)過剰在庫の東京返却の一律指定を見直しICD(内陸デポ)への返却可能性を示唆する。

☆運送セクターのニーズ:
①東京港は混雑するのでICD(インランドデポ)で返却したい。

②返却後は実入りの引き取りから始められる。
 *ICDの実入り輸送実施の可能性=運賃次第

③ドライバーの定時制運航の可能性も生まれる。

☆荷主事情:

①コンテナ・ラウンド・ユースとしての運賃が期待できる。
②ICDへの搬入で物流在庫調整が出来る。

③有事での対応と国内輸送での活用も検討したい。

EIR上のQRコード記載例

①EIRのコンテナ返却先欄に「大井00号 or QR」と記載
②QRコードで船社窓口サイトに導き調整の上、最適化を図る

空コンテナ返却先変更のサイト例ー1:船社とのゲートとなるサイト

はじめに船社名をクリックしてください。

その後、各船社サイトより返却化指定して下さい。

空コンテナの所有船社リスト:

OOCL

ONE

MSK

MSC

WHL

EMC

COSCO

SITC

基本的条件事項:

 ①返却可能な返却地は基本的に当該コンテナ不足拠点でとなります。
 ②サイズ、本数、期日、返却受付時間帯(ICD)

 ③異臭を含むダメージの無し、フリータイム切れなし、その他、船社の規定によります。

空コンテナ返却先変更のサイト例ー2:船社の受付サイト

船社サイト記載例:

○○海運の空コンテナは以下記載のコンテナ不足拠点で返却出来ます。

1)北海道、東北、北陸エリア
  仙台港:40ft HC
  新潟東港:20ft

2)関東エリア
  常陸那珂港:40ft HC
  千葉港:20ft
  坂東デポ:40ft HC
  佐野インランドポート:40ft HC
  古河インランド・デポ:40ft HC
  瑞穂インランド・デポ:40ft HC

  

3)近畿関西エリア
  神戸港:20ft,40ft HC

*返却受付条件:

  • ダメージなし
  • フリータイム切れなし
  • リースバン指定なし
  • 他船社の空返却のあり
  • 受付時間制限
  • お手元のEIR画像添付

お電話・メールにて上記条件を確認後返却を行ってください。

FAX:03-1111-1111

画像添付メール:empty.return@○○.com
電話でのお問合せ:03-2222-2222

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※QRコード活用事例:地下鉄大手町では目の不自由な方の安全誘導で活用

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空コンテナ返却先最適化プロジェクトPP資料

NEW!2025.4.17 プレスリリース ㈱マリタイムデーリーニュース社

RUの促進に新たな一手
空コン返却を最適化、エスコット
QRコードで回送先を選択可能に

参加者募集:プロジェクトに共感しご参加頂ける企業、団体、個人を募集します。

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