波動式湧昇ポンプの浮漁礁(パヤオ)効果
浮体の集魚効果


洋上風力発電浮体に付着した海藻に集まる魚
写真:(一社)海洋エネルギー漁業共生センター
波動式湧昇ポンプと着生生物
2019年、波動式湧昇ポンプ開発を始めた当初、海水を汲み上げる湧昇管の内外に着生する生態系に頭を悩ませたいました。
理由は貝や海藻の着生により水の抵抗と重量が増し揚水量が減少するからです。


着生制御技術による発想転換
その後、生体系の着生を制御する技術開発により、湧昇管内部へは着生させず、湧昇管外部では着生場所をコントロールする事が可能となってまいりました。


着生した生態系
カキ、ムール貝

エビ、カニ、小魚

産卵

海藻類


浮体式漁礁の効果に関する主な論文・資料
1. 浮魚礁の振れ回り運動に関する模型実験
2. 表層型・表中層複合型浮魚礁の係留法
3. 漁礁・魚礁に関する所感
4. 沿岸生態系を考慮した洋上風力発電施設周辺域における新規漁場の創出案
5. 浮魚礁におけるカツオ・マグロ類の蝟集・滞留効果
6. 海面浮体式人工魚礁による生物多様性
論文の要点
銚子沖 人工漁礁に集魚効果 洋上風力予定海域
出典:読売新聞2025/04/25 05:00
千葉県銚子市沖に計画されている洋上風力発電事業と漁業との共存共栄を図るため、銚子市漁協が進めてきた新たな漁場づくりのための実態調査の結果がまとまり、報告会が24日、同漁協で開かれた。洋上風力施設の設置海域への人工魚礁の設置によって、イセエビなどの増殖や集魚効果が確認できたという。調査した民間会社は「新漁場として極めて有望」と評価している。
銚子市沖には、「促進区域」とされる3949ヘクタールの海域に、31基の大型風車が建設されることになっている。魚は海中の構造物に向かって集まってくる習性がある。漁協が「風車に加え、漁礁を設置することで新たな漁場をつくりたい」と、水中工事・調査会社「渋谷潜水工業」(神奈川県)に委託して2022年度から調査していた。
1年目に海域の環境や生息する魚、海藻の分布などを調べ、2年目からは風車設置予定海域の5か所に計8種類の人工漁礁を設置して魚の集まり具合を調べた。その結果、23年11月に5か所で計32匹だったイセエビが、1年後には180匹に増えたことがわかった。
小魚も多数確認され、小魚を餌とするヒラメやタコ、カサゴも集まっていた。
近くの港の岸壁付近では昨年度から、種苗コンブ、ワカメ育成の実証実験を行い、今年3~4月には収穫できるまでに育ったという。
渋谷正信社長は「魚礁の魚の数は予想以上に多かった。コンブ、ワカメは藻場の形成のほか、産業としても活用できるのではないか」と話す。今後も様々な形状の魚礁を組み合わせ、効果を検証するという。
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