自己紹介
私は1981年から1988年にかけて、スペインで空手の指導を行い、その後アメリカの外資系企業に駐在しました。帰国後、エネルギーと環境問題が将来的に重要な課題になると感じ、会社勤務の傍ら、理系大学と大学院で10年以上にわたり自然科学の知識を深め、環境学の修士号を取得しました。
さらに、東京立石の東京試機株式会社で製造技術を学び、モノづくりの基礎を習得しました。また、ソフト・エネルギー研究会を設立し、国や企業の研究所OB、技術系退職者との交流を通じて、現場の知識を得る機会も得ました。
これまでに、アオコと超音波を用いた水質改善装置「アオコバスター」(荏原実業と共同開発)や、富栄養化湖沼での野菜栽培システム「マルチラフ」(千葉大学園芸学部と共同研究)などの開発に携わってきました。
NPO法人エスコットは、私が本業の海運会社の環境負荷を低減するため、1997年に「省エネルギー輸送対策会議」として設立し、その後ソフト・エネルギー研究会と統合し、2002年にNPO法人として再編しました。エスコットは、環境・エネルギー問題に特化した装置の開発やシステム構築、教育プログラムの提供を行っています。
最近では、気候変動に伴う強力な台風や都市の高温化が現実のものとなっており、エスコットの最大の関心事は「海面水温の上昇」です。海洋は地球環境の安定を保つ役割を担っており、その機能を維持するためには、波力を活用した低資源・ゼロエネルギーでの対策が必要です。
2019年の台風第15号(令和元年房総半島台風)直後から、海面の冷水を汲み上げる「波動式湧昇ポンプ(オーシャンマドラー)」の開発を開始しました。現在、海面5~10㎝の水温データを計測し、高温化した海面の厚み、3m直下の水温、ポンプの攪拌面積を解析しています。これにより、水蒸気の発生抑制や酸素・CO2の溶存量増加を推計することが可能です。
NPOエスコットは、会員の会費や佐野インランドポートのアドバイザリーフィーを含む年間約200万円の予算で活動しています。限られた予算の中で成果を上げるため、今後とも皆様のご支援とご指導をお願い申し上げます。
なお、健康維持と多様な方との交流を目的に、インターナショナル空手道場も運営しております。https://karate-net.com/
過去の実績:
①富栄養化度日本一であった千葉県手賀沼湖面で空心菜等の野菜栽培=「湖上農法」
②アオコの光合成能力を利用しエアレーションを行う超音波装置=「アオコバスター」
③中空ポリカを改良したDIY対応太陽熱回収システム=「ヒートルパネル」
④窓ガラスを外側からDIYで複層強化できる=「防災エコ窓金具」
⑤輸送の効率化=「コンテナ・ラウンド・ユース他」
*空心菜を水上有機栽培=堆積した養分利用、無農薬、無肥料、連鎖障害なしでの食糧生産
*超音波でアオコ細胞内の浮袋だけを破壊=底泥上で光合成させ水中酸素濃度向上手段に。
*写真左:通常のアオコ/写真右:超音波派で細胞内の浮袋がつぶれたアオコ
*窓ガラスを外から特殊金具でDIYで複層強化=台風、突風での窓割れ防止&省エネ化
*海に面しひび割れた漁業協同組合窓の補強
*通水冷房=天井に水路をつくったパネル吊るし輻射熱回収。熱を吸収した水はトイレなどで利用。
主な受賞歴:
千葉環境文化賞受賞:湖上農法による有機で野菜生産兼水質浄化
モノ造りアイディア大賞受賞(柏市):中空窓ガードによるマドの複層強化兼断熱アップ
省エネ推進エコカンパニー大賞(柏市):ゼロ・エネルギーでの研究所運営を評価
エネルギー・グローブ賞(オーストリア):DIY型太陽熱回収システム開発・普及活動
スタンフォード大学アーカイブライブラリーへの登録:これまでの実績全般
*太陽熱回収システムで「ENERGY GLOBE AWARD受賞」
出典:オーストリア発の国際環境賞「エネルギーグローブ賞」オーストリア大使館にて
- エネルギー変換効率50%以上の「太陽熱回収システム」製造・販売中
- 漁業資源活性化と海面水温上昇抑制する「波動式湧昇ポンプ」試験販売開始
- 窓の省エネと防災力を強化する「防災エコ窓アタッチメント金具」販売中
- 国際輸送における環境負荷低減システム開発とコンサルティングサービス実施中
- GX(グリーントランス)支援コンサルタント・サービス開始
NPO法人エスコットは中立・公正な非営利団体の立ち位置で地球環境保全に貢献しています。
波動式湧昇ポンプに関する最新動画、資料
1.動画:波動式湧昇装置の気候変動対策メカニズム ⇒ こちら
2.動画:波動式湧昇ポンプ解説動画 ⇒ こちら
3.資料:最新情報:波動式湧昇ポンプによる効果検証実験結果
*防災エコ窓金具のご注文用紙です。(メール、ファックス用):ワード用紙